出産と育児

わたしたちの生き方は、昔に比べて自由になり選択肢が広がったことは先述しましたが、とくに女性の生き方の多様化は、目覚ましい速さで発展してきました。しかし1人で生きていくことを選んだ女性であったとしても、「女性しかできない出産を経験したい」という気持ちは、女性なら誰もが一度は思い描いたことがあるのではないでしょうか。

人間を含め、動物にとって出産は子孫を残すという意味はもちろん、新しい命の誕生を自分の身体で経験できるという、神秘的で貴重なものです。そして、それを経験できるのは女性しかいないのです。しかしながら、出産・その後の育児という選択をすることは、決して生易しい現実ではありません。出産と育児には、1人の人間を育てていかなければならないという大きな責任が伴いますが、その責任を放棄し、無責任が発端の出産・育児に関する悲しいニュースは後を絶たなくなっています。

人を育てることはとても難しいことで、育児に自信を失い放棄してしまう選択肢は、悲しいことに存在しています。しかし、考え方を少し変えて、産んだ子どもと一緒に自分も成長していこうとすることも、必要なことなのかもしれません。そして、同じように悩みを抱えている女性はほかにもいるのだということに、少し周りを見渡して気づくことができれば、勇気がでるのではないでしょうか。